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お風呂と唄。

「エアコン直った」でブログが放置状態になってしまっているようなので、なんか書く。


 思い起こせば、今年でもう10年も天誅で作詞とボーカルをやっているワケである。この事実に我ながら驚いている。
 何せ僕は楽器は弾けないし曲も作れない。テクノをそんなに聞いていた訳でもないし、クラブなぞプライベートではまず行かない。ミュージシャンとは程遠い生活を送ってきた僕が、気付けば10年間も音楽活動を続けている。いつのまにやら学生時代バンドをやっていた友人達は殆ど引退してしまった。彼等の方が技術も志も上であったにも関わらず、一番いい加減なミュージシャンもどきの僕だけがズルズルと音楽を続けているのは何故なんだろう。

 「運命」の一言で片付けてしまえばそれまでなんだが、もう少し掘り下げて考えてみると「唄うのが好きだったから」という結論が出た。音楽を愛しているというよりも、唄を愛しているから舞台を降りないのだ。僕は「歌を唄う」という行為が好きだ。思えば自宅にいる時も、何かしら唄っている。鼻歌ではない。全力で熱唱しているのだ。このため近隣住民には非常に迷惑をかけていると思われる。

 このように我が30年の人生の中で、時と場所をわきまえず、人の迷惑も顧みず唄い続けてきたわけだが、一番上手く歌えたのはレコーディング中やライブ中ではなく【風呂場】である。風呂場はノープレッシャーで最適な湿度という好環境なので、驚くほど上手く唄えるのだ。
 しかし、どれ程上手く唄えようが、その場所が【風呂場】ではなんの価値も生み出されず、何の成果にも繋がらないわけである。悲しいことに風呂場という環境で自らのポテンシャルを最大限に解放しても、自己満足で終わってしまうのだ。
 このことは、あらゆる人間の活動に関して当てはまる原則といえる。例えばその辺にいるおっさんが、ある日なんだかものすごく体調が良くて道路を全力疾走してみたら、100m9秒5で走れたとしよう。
 この瞬間おっさんは人類史に残る偉業を成し遂げたわけだが、それを確認する術が無い。このような状況下では全ての偉業が水の泡と化してしまう。公式なレコードとして記録が残らない限り、本人の満足感以外何も残らないのだ。【100mを全力疾走する】という行為は、陸上競技大会の中でしか価値・成果には繋がらない。
 このように、あらゆる活動は、適した場所・適したタイミングで結果を出さないと人様に評価して頂けない。実にうざったくて面倒くさい話だが、世の中とはそういうふうに出来ているので文句を言っても仕方がない。


 そういうわけで、なんとか風呂場で出したレコードを表舞台で上回りたい今日この頃である。

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コメント (4)

もこたん:

アレですね。
バケツかぶって歌ったら上手く聞こえるのと同じ原理ですねそれ

私も毎晩自宅で熱唱しますから

苦情がよせられるたびに,「ああ俺の声量も上がったんだなあ」と 喜びます。

もこたん:

アレですね。
バケツかぶって歌ったら上手く聞こえるのと同じ原理ですねそれ

私も毎晩自宅で熱唱しますから

苦情がよせられるたびに,「ああ俺の声量も上がったんだなあ」と 喜びます。

もこたん:

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まおうげん:

似たもん同士っすかw
ここ、なんかコメント重複するみたいですね。なんでだろ…

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2008年08月31日 22:26に投稿されたエントリーのページです。

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